東海道五十三次 8、平塚 縄手道
『東海道五十三次』は、旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋迄のいわば宿場町と道中の風景を描いた歌川広重の代表作です。
平塚宿の西端を示す榜示杭が立っています。田の中を蛇行しながら大磯へと向かう道です。ジグザグ道は広重が好んだ発想であったと思われています。
右手の角ばった山は信仰の山として有名な大山です。高麗山と大山の間からは、雪をかぶった富士山が顔をのぞかせます。
街道では前傾体制で平塚宿へ急ぐ飛脚と、大磯宿への帰り客を見つけられず空駕籠を担いて帰り道の駕籠かきがすれ違う瞬間を描きました。
旅人の一期一会、すれ違う様子を描くことを広重は好んでいました。
飛脚の姿を松から見え隠れさせることで動感を表現しています。
東海道五十三次/木版画
サイズ 18.3×25.8
マットサイズ
額装サイズ
東京国立博物館監修
版元 美術社
技法 古法純手摺
¥4,400価格
料金オプション
サブスクリプション
¥4,400キャンセルまで、毎月