59、広重/木曽街道六十九次・関ケ原
『木曽街道六十九次』は渓斎英泉と歌川広重のコラボレーションによって描かれた浮世絵木版画の連作です。旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋を結ぶ中山道ルートの宿場と四季折々の風景描写70枚をお楽しみ頂けます。
かの有名な関ケ原に参りました。
ここ関ヶ原は、天下分け目の戦いと称され、大坂方の石田三成と豊臣家に変わって天下を握ろうとした徳川家康とが激しく戦った激戦地です。
しかし戦いは大坂方から徳川方へ寝返りした武将が現れ石田三成は敗北しました。
広重も、この追分あたりを描いたのでしょう。茶店の女性がご案内しています。「名ぶつさとうもち」と書いた提燈が店先に見受けられます。彼の旅日記に、昼間、名物のもちを食べ、夜は地酒を楽しんだという件があって、グルマンの広重自身、旅をするときこうした名物を楽しんだ傾向があったと考えられています。客の後ろの看板には「そばきり」「うんどん」の文字が。
広重は、「東海道五拾三次」でも、この「木曾街道六拾九次」でも、それぞれの宿名物を画中に取り入れています。
木曽街道六十九次
監修/樽崎宗重
サイズ 33.1×24.5
マットサイズ
額装サイズ
用紙/越前生漉奉書
顔料/純日本製
摺法/純手摺木版画
製作/梶川工房
発行/山田書店
¥4,400価格
料金オプション
59,関ケ原
サブスクリプション
¥4,400キャンセルまで、毎月