56、広重/木曽街道六十九次・みゑじ
『木曽街道六十九次』は渓斎英泉と歌川広重のコラボレーションによって描かれた浮世絵木版画の連作です。旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋を結ぶ中山道ルートの宿場と四季折々の風景描写70枚をお楽しみ頂けます。
合渡から一里六丁の美江寺は、東海道のように美しい松並木があったといわれています。
広重描く図は、美江寺から近い揖斐川(いびがわ)の近くでしょうか、坂を下りかけた旅の僧が一人、里人に道を尋ねているかのように見受けられます。遠景の空はいよいよオレンジ色に染まり、道のそばの竹薮には雀が夕暮れ時に戻って参りました。広重が好んだ穏やかな田園風景を、彼一流のムードある画法で描き出している。
右にご覧になれる二本の木は椿であり今満開の花を咲かせております。
旅人と里人の一期一会と自然を愛でながらの旅の豊かさを感じる作品です。
木曽街道六十九次
監修/樽崎宗重
サイズ 33.1×24.5
マットサイズ
額装サイズ
用紙/越前生漉奉書
顔料/純日本製
摺法/純手摺木版画
製作/梶川工房
発行/山田書店
¥4,400価格
料金オプション
56,みゑじ
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