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東海道五十三次 52、草津 名物立場

東海道五十三次 52、草津 名物立場

『東海道五十三次』は、旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋迄のいわば宿場町と道中の風景を描いた歌川広重の代表作です。

 

草津宿を過ぎると矢倉の立場です。
そこには名物「姥が餅」を食べさせる茶屋がありました。
織田信長に滅ぼされた佐々木義賢(ササキヨシカタ)の血をひく子供を養うために、
その姥が売り出した餅を「乳母が餅」の発祥とされる説があります。

草津は東海道と中山道の合流地点で
琵琶湖へ向かう矢橋道も分岐していました。
その分岐点があったのが、現在も草津名物で知られる、姥が餅の店です。
副題の「立場」とは、この店が立場茶屋(参勤交代の大名や一般旅行者、人足などの休憩に供された茶屋)を兼ねていたからです。
茶店では、お客様はくつろぎ、​働く人々はいきいきとしています。

茶屋の手前には四人の人足が​杖をつきながら巨大な荷物を担いでいます。その反対方向へ早駕籠が突っ走っています。早駕籠は二人の駕籠かきの他に、前びきと後押しをつけ、横で伴奏し声をかけて歩調を合わせる5人の構成です。
​お客様は必死に垂れ綱にしがみついています。

 

東海道五十三次/木版画   

サイズ 18.3×25.8

マットサイズ       

額装サイズ

東京国立博物館監修          

版元 美術社     

技法 古法純手摺

    ¥4,400価格
    料金オプション
    52,草津
    サブスクリプション
    ¥4,400キャンセルまで、毎月
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