52、広重/木曽街道六十九次・太田
『木曽街道六十九次』は渓斎英泉と歌川広重のコラボレーションによって描かれた浮世絵木版画の連作です。旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋を結ぶ中山道ルートの宿場と四季折々の風景描写70枚をお楽しみ頂けます。
伏見から太田まで二里ありました。
現在では美濃加茂市の一つの町となった太田は、太田川で隔てられておりました。
「木曾路名所図会」によりますと、「太田川、木曾川の下流にて、早瀬なり」とあり、広重の図では「木曾で桟、太田で渡し、確氷峠がなくばよい」と馬子歌に歌われたという太田の渡し場がモティーフです。
太田から一里ほど上で木曾川と飛騨川とが一つになったという青々とした広い川幅の水面ある筏。渡し舟がお客様を乗せて船着き場から離れて行きました。
こちらの岸ではつぎの渡し船の到着を待つ旅人が大きな石に座って次の舟を待っています。左の旅人は「やれやれ」と言った表情で今到着したところでしょうか。良いお天気で安全の航海が待っています。
木曽街道六十九次
監修/樽崎宗重
サイズ 33.1×24.5
マットサイズ
額装サイズ
用紙/越前生漉奉書
顔料/純日本製
摺法/純手摺木版画
製作/梶川工房
発行/山田書店
¥4,400価格
料金オプション
52,太田
サブスクリプション
¥4,400キャンセルまで、毎月