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東海道五十三次 50、水口 名物千瓢

東海道五十三次 50、水口 名物千瓢

『東海道五十三次』は、旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋迄のいわば宿場町と道中の風景を描いた歌川広重の代表作です。

 

広重は、この「水口」で土地の名物を前面に押し出しました。
もうひとつの名産に​葛籠(つづら)細工がありました。
水口周辺は干瓢の生産地で、ユウガオの実を細く向いて干す作業は今なおこの地方の夏の風物詩になっています。

左手には、3人の女性が干瓢をつくっています。左に立つ子守りの娘は、これから向く干瓢の実を持っています。中央の女性は器用な手つきでユウガオの実を向き、右の女性がそれを紐にかけて干しています。
街道を挟んだ反対側の農家でも、ユウガオが干されています。

左はじの娘の背中では、赤子が右手で娘の肩をしっかりつかんでいます。
目立たない箇所ですが、こうしたしぐさの描写が​画面に実感を盛り込んでいます。

 

東海道五十三次/木版画   

サイズ 18.3×25.8

マットサイズ       

額装サイズ

東京国立博物館監修          

版元 美術社     

技法 古法純手摺

    ¥4,400価格
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    ¥4,400キャンセルまで、毎月
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