38,広重/木曽街道六十九次・福しま
『木曽街道六十九次』は渓斎英泉と歌川広重のコラボレーションによって描かれた浮世絵木版画の連作です。旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋を結ぶ中山道ルートの宿場と四季折々の風景描写70枚をお楽しみ頂けます。
宮ノ越から一里二十八丁で福島に入りました。
こちらには関所があり、この地を有名なのは、島崎藤村の『夜明け前』の序文「鉄砲を改め、女を改めるほど旅行者を取締りの厳重にした時代に、これほど好き要害の地勢もないからである。この渓谷の最も深いところには木福島の関所も隠れていた」という文があることです。
広重描くこの画中右側には壁のような山がそそり立ち、奥には関所の様子を伺える構図を描きました。関所に入る者、関所でお話を受けている者、関所を発つ者の三者三様の描写が楽しめます。
木曽街道六十九次
監修/樽崎宗重
サイズ 33.1×24.5
マットサイズ
額装サイズ
用紙/越前生漉奉書
顔料/純日本製
摺法/純手摺木版画
製作/梶川工房
発行/山田書店
¥4,400価格
料金オプション
38,福しま
サブスクリプション
¥4,400キャンセルまで、毎月