東海道五十三次 33、白須賀 汐見阪図
『東海道五十三次』は、旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋迄のいわば宿場町と道中の風景を描いた歌川広重の代表作です。
白須賀宿は元々海沿いにありましたが、大津波で壊滅し高台へ移されました。
白須賀宿に向かう途中、遠州灘の絶景で知られた汐見坂があります。汐見坂を通る大名行列の一行の山中の景と一望出来る遠州灘の海景。画面いっぱいにひかれた逆「へ」の字状にカーブする弧線です。弧線の上端を結ぶように水平線を引くと、水をたたえた海面が出来上がります。漁船と海面の風景です。
朱色の挟箱には定紋が表されていますが、これは広重の「広」に由来します。
カタカナの「ヒ」と「ロ」を組み合わせひし形にした図形を広重のトレードマークとしました。作品の中に遊び心満載です。
東海道五十三次/木版画
サイズ 18.3×25.8
マットサイズ
額装サイズ
東京国立博物館監修
版元 美術社
技法 古法純手摺
¥4,400価格
料金オプション
サブスクリプション
¥4,400キャンセルまで、毎月