東海道五十三次 2、品川 日之出
『東海道五十三次』は、旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋迄のいわば宿場町と道中の風景を描いた歌川広重の代表作です。
海と空が大解放に広がる美しい風景です。東京湾が現在のように埋め立てられていなかった江戸時代、品川はご覧のように海に面した磯の香りがする宿場でした。ここからしばらくはオーションビューの海辺の旅を楽しみましょう。西に向かう大名行列が品川宿に入り、行列の先頭は家並みに隠れ最後尾が姿を見せています。
木製の標柱(梯示杭)は宿の入り口に入りましたよ、との目印になります。
梯示杭の傍らには、行列に道を譲って見送る旅人が群れになっています。
「下に~下に」と大名行列に出会うと庶民は土下座をするイメージですが、それは徳川将軍家、尾張、紀州の御三家のみに限られていました。(通常の行列の場合は、今図のように道の端に寄ればよいのです。)向かいに立つ茶店の女も、日常のゆっくりとした風情を見せておりますね。
東海道五十三次/木版画
サイズ 18.3×25.8
マットサイズ
額装サイズ
東京国立博物館監修
版元 美術社
技法 古法純手摺
¥4,400価格
料金オプション
2、品川
サブスクリプション
¥4,400キャンセルまで、毎月