18,無款(英泉)/木曽街道六十九次・坂本
『木曽街道六十九次』は渓斎英泉と歌川広重のコラボレーションによって描かれた浮世絵木版画の連作です。旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋を結ぶ中山道ルートの宿場と四季折々の風景描写70枚をお楽しみ頂けます。
碓氷の関所から十丁ばかり上ると、坂本宿に入ります。
追分節の馬子唄に“雨が降りゃこそ松井田泊まり 降らなきゃ越えます坂本へハイハイ" という歌詞があったそうです。
宿の中央の本陣二軒、近くの脇本陣四軒、大小の旅範屋四十戸ほどを含めて百六十戸を長屋のように密に建設した街でした。
英泉描く坂本の図は、そうした軒のつらなりのおもしろさを表現しています。
東側には碓氷の関所、西には碓氷峠、人気を博した宿場の繁盛ぶりを上手に表現しました。
『木曾路名所図会』に、「江戸を出てこれ迄山なし。此の宿の出より小坂なり」と書かれてあり、東海道五十三次の箱根山に匹敵する難所、それが碓氷の関所でした。
木曽街道六十九次
監修/樽崎宗重
サイズ 33.1×24.5
マットサイズ
額装サイズ
用紙/越前生漉奉書
顔料/純日本製
摺法/純手摺木版画
製作/梶川工房
発行/山田書店
¥4,400価格
料金オプション
18,坂本
サブスクリプション
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