東海道五十三次 15、吉原 左富士
『東海道五十三次』は、旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋迄のいわば宿場町と道中の風景を描いた歌川広重の代表作です。
元吉原から吉原へ向かう道中は、松並木がくねくねと続く田んぼ道でした。
吉原宿の手前は左側に富士山が観れる「左富士」の名所として有名で、雪をかぶらない、夏の富士山をご覧いただけます。
(ちなみに東海道でもう一か所、左手に富士山が見えるスポットがあります。藤沢の南湖(現茅ヶ崎市)です。)かわいらしい3人の子供を乗せた馬が、ゆさゆさと進んでゆきます。
中央と左の子供は、名物の左富士を眺め、右の子供は居眠りをしているようで頭ががっくりと垂れてしまいました(笑)三人の子供たちを乗せる鞍を三宝荒神と呼びます。三宝荒神とは神様の名で、江戸時代にかまどの守り神として信仰されました。
その名を取り、馬の背に一人、左右にふたりを乗せるタイプの鞍をそう呼ぶようになったようです。
東海道五十三次/木版画
サイズ 18.3×25.8
マットサイズ
額装サイズ
東京国立博物館監修
版元 美術社
技法 古法純手摺
¥4,400価格
料金オプション
サブスクリプション
¥4,400キャンセルまで、毎月