東海道五十三次 11、箱根 湖水図
『東海道五十三次』は、旅の起点である東京日本橋から京都三条大橋迄のいわば宿場町と道中の風景を描いた歌川広重の代表作です。
東海道の旅の最大の難所、箱根越えの場面に参りました。
画面の中央には岩山がそびえ立ち、山間の道を西に向かって下ってゆく大名行列が急な傾斜を象徴しています。左手は芦ノ湖になります。
左図の下から湖、低い山々と続き、最遠景の白い富士山にたどり着く構成です。
湖岸には箱根権現らしき社殿も見えて参りました。
画中の大名行列を、広重が加わった「八朔御馬献上」と、描写は昇亭北寿の風景画の影響と考えられています。
東海道五十三次/木版画
サイズ 18.3×25.8
マットサイズ
額装サイズ
東京国立博物館監修
版元 美術社
技法 古法純手摺
¥4,400価格
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