源氏五十四帖 第43帖 紅梅
源氏物語五十四帖は、源氏の一生と、その子薫君の生涯にまたがって書かれた最古の長篇小説です。
そのころ、柏木の弟の按察大納言(紅梅大納言)は、髭黒大臣の先妻の娘の真木柱を後妻にお迎えしました。真木柱は、蛍兵部卿宮に嫁いで一女を設けたましたけれど、間もなく蛍兵部卿宮は屍去します。
大納言には、先妻の腹に二人の女の子がいらして、長女は東宮の女御(麗景殿女御)だったので、真木柱は付き添って宮中へ参内していました。また、真木柱と大納言の間には若君が一人生まれ複維な家庭ながらも、大納言も真木柱も子供たちを分け隔てなく可愛がり、美しい円満な家庭生活を営みました。
大納言は、先妻の次女を匂兵部卿宮にあわせたい思っていました。また、匂兵部卿宮も、真木柱腹の若君を遊び相手として可愛がっていました。ちょうど、紅梅の花が美しく咲いたので、大納言はその一枝を折り、意中をうち明けた和歌一首を添えて若宮に托して匂兵部卿宮に手渡しました。しかし、大納言は、満足するような匂兵部卿宮からの返事を得ることはできません。そのうち、真木柱は宮中から帰宅して、いろいろ宮中の話をして聞かせました。
源氏五十四帖
海老名正夫原画
製作32年
技法 木版画
サイズ 33×23.5
マットサイズ
額装サイズ
¥4,400価格
料金オプション
第43帖 紅梅
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