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源氏五十四帖 第30帖 藤袴

源氏五十四帖 第30帖 藤袴

源氏物語五十四帖は、源氏の一生と、その子薫君の生涯にまたがって書かれた最古の長篇小説です。

 

玉鬘は、宮中に参って 尚侍 になることには気が進みませんでした。ちょ うど玉鬘は祖母の大宮(頭中将の母)の喪に服していたが、その忌も八月で明けるので、八月十三日鴨川で除服の被を行う予定でした。
大宮の娘奏上と源氏との間に生まれた夕霧も、同じように喪に服しておりましたけれど、玉鬘の所をたずねて切ない思いを打ち明けました。今までは兄妹とばかり思っていた玉鬘が、実は内大臣の隠し子であったとは。急に玉鬘が恋しく思われたからでした。
柏木は、玉震が血を分けた兄妹だと聞いて、それから後は、ぷっつり玉鬘のもとへ通わなくなりました。
この柏木の上官に当る髭黒大将は、紫上の姉を妻にし、東宮の生母承香殿女御 の兄として、源氏や内大臣に次ぐ勢力を振っていてこの大将もまた玉叢に想いを寄せる一人でしたけれど、内大臣も暗々のうちにそれ を許しておりました。
九月になって、玉鷺の参内の時期が近づいたので、蜜兵部卿宮や髭黒大将などが、めいめい思いをこめた手紙を玉鬘に送ったが、返事をもらって喜んだのは、蜜兵部卿宮だけだったそうです。

 

源氏五十四帖

海老名正夫原画

製作32年

技法 木版画

サイズ 33×23.5

マットサイズ

額装サイズ

    ¥4,400価格
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    第30帖 藤袴
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