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源氏五十四帖 第27帖 篝火

源氏五十四帖 第27帖 篝火

源氏物語五十四帖は、源氏の一生と、その子薫君の生涯にまたがって書かれた最古の長篇小説です。


夏も過ぎ、秋風の吹きわたる季節になりました。源氏は、さびしさが身にしむ思いにたえかね、玉鬘の部屋で一日を遊び暮すことが多くなりました。ちょうど、五、六日頃の月が山の端に没し、あたりが暗くなったので、消えかかった庭の篝火をかき立たせて明かるくし、篝火に立ちそう恋の煙 こそ世には紹えせぬ炎なりけれ(火に立ちそう煙のように、あなたを慕う私の恋の炎は、いつまでも消えやしません)
といった恋歌一首を贈りせつない心を玉鬘に訴えたりした。
 

源氏五十四帖

海老名正夫原画

製作32年

技法 木版画

サイズ 33×23.5

マットサイズ

額装サイズ

    ¥4,400価格
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    第27帖 篝火
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