源氏五十四帖 第24帖 胡蝶
源氏物語五十四帖は、源氏の一生と、その子薫君の生涯にまたがって書かれた最古の長篇小説です。
三月二十日ぎ過の頃、紫上 の局の庭は春咲く花、鳴く鳥の音で満ちていました。
唐めいた龍頭鷁首の船を泉水に浮かべ、雅楽寮の楽手や、若い女房たちを乗せて、たえなる音楽が、紹えず賑やかに演奏されていました。
夜に入ると、昼にもまさる盛宴で、親王たちや上達部なども、各々笛を吹き琴を弾じ、庶民たち珍らしそうに垣の外から見物する有様で、源氏も蛍兵部卿の宮も、浮き浮きした春の宵を心めくばかり楽しみました。
源氏五十四帖
海老名正夫原画
製作32年
技法 木版画
サイズ 33×23.5
マットサイズ
額装サイズ
¥4,400価格
料金オプション
第24帖 胡蝶
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