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源氏五十四帖 第23帖 初音

源氏五十四帖 第23帖 初音

源氏物語五十四帖は、源氏の一生と、その子薫君の生涯にまたがって書かれた最古の長篇小説です。

 

元日の朝の景色はのどかで、紫上の居室には庭に咲く梅の香がただよい、まるで桃源郷のようです。朝は年賀の客で騒がしいので、源氏は昼になって年賀の挨拶に女たちを訪れました。
明石姫君の所へ行くと、この日の小松をしもべたちに引かせて遊んでいました。実母の明石上から、和歌一首を添え、心ばかりのお年玉が届いていたので、源氏は、姫君をうながして返歌を書かせました。
月のなかば、源氏の邸内で、男踏歌があり、夜明けまで歌舞管弦のさざめきが続いてとても賑やかです。実に幸福な新年でした。

 

源氏五十四帖

海老名正夫原画

製作32年

技法 木版画

サイズ 33×23.5

マットサイズ

額装サイズ

    ¥4,400価格
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    第23帖 初音
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