源氏五十四帖 第18帖 松風
源氏物語五十四帖は、源氏の一生と、その子薫君の生涯にまたがって書かれた最古の長篇小説です。
二条院の東院が出来上がり、源氏は西の対に花散里を東の対に明石上を住まわせようと思い、明石上には上洛をすすめました。しかし、思慮深い明石上は、種々行末のことを考えて躊躇しましたが、愛児明石姫君の将来を思うと辺鄙な明石にいるよりも都に出た方かよいと決心し、母の祖父の時代から伝わる浴外大井河畔の別荘を修理して母の 尼君とともにひそかに移り住みました。
明石上が上洛したことを知った源氏は、居ても立ってもいられず、直ちにその山荘を訪れ、久しぶりに明石上との旧情を温め、初めてわが子明石姫君とも対面したのでした。
明石上から使の者が手紙を持って来たので、思いきりよく、源氏は一切の事実を紫上に打ち明け、愛らしい明石姫君を引き取って育てたいことも付け加えて話しました。子供のできない紫
上は、子供がほしかった。紫上は、明石上に対しては軽い嫉妬感じたが、明石姫君をわが子として育てたい一念から申し受けました。
源氏五十四帖
海老名正夫原画
製作32年
技法 木版画
サイズ 33×23.5
マットサイズ
額装サイズ
¥4,400価格
料金オプション
第18帖 松風
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