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源氏五十四帖 第13帖 明石

源氏五十四帖 第13帖 明石

源氏物語五十四帖は、源氏の一生と、その子薫君の生涯にまたがって書かれた最古の長篇小説です。


須磨のわびずまいは、落雷のために焼亡しました。

疲労の色が隠せない源氏が仮睡のうちに、夢枕に亡父桐壷帝が現れ、須磨を去って明石に移れとお告げになりました。その夜明、明石入道の使者が船で源氏を迎えに来て夢で見た先帝の言と一致して、源氏はそのまま明石に居を移すことにしました。
明石入道の邸宅は、海に面した風光明婿な所にありました。

その娘明石の上は、高潮を警戒し丘の辺の家に住まわせてありました。明石の上は気立もやさしく、殊に琴の名手で用心深く、源氏にも心を許しません。
その後、都では帝は眼病になられ、右大臣は死に弘徽殿女御も病気になるという不幸が続きました。これは源氏を須磨に流した罰だと帝が思われ、弘徽殿女御の反対を押しきって、再び源氏を都に召し帰されます。
源氏は、喜びに震えたけれどか妊娠六ヶ月の明石の上は、源氏との別れを思い悲しみに沈んでいた。源氏は、極力、いっしょに上洛しようとすすめたけれど明石の上はYesとは申しませんでした。せめての思い出に、源氏は、明石の上の琴の秘曲に耳を傾け、悲喜交々至る複雑な気持を、じっとかみしめていました。

 

源氏五十四帖

海老名正夫原画

製作32年

技法 木版画

サイズ 33×23.5

マットサイズ

額装サイズ

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    第13帖 明石
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