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源氏五十四帖 第12帖 須磨

源氏五十四帖 第12帖 須磨

源氏物語五十四帖は、源氏の一生と、その子薫君の生涯にまたがって書かれた最古の長篇小説です。

 

父帝桐壷院は崩御になり異母兄朱雀院の御代になりました。

思い悩んだすえ、源氏の君は都に遠い須磨に退居することに心を決めました。

亡妻の実家や藤壷の宮などに別れを告げ、やっと十八になったばかりの最愛の紫の上に別れを惜しみつつ、惟光・良清らごく少数の近侍のものを従え都を後にしたのは、二十六才の三月下旬であった。
須磨での源氏はわびしさに堪えかねて、京の皆に便りをしたけれど、おり返して人々からよこされる便に、慰められもし、又それがかえって物思いの種ともなりました。

庭前の花が色々と咲き乱れた秋の夕幕、海の見わたせる廊に出て遥かに沖合を見ている源氏の君の姿は清らかで、けがれたこの世の人とも思われない姿です。
こうした須磨のわび住まいは翌年の三月まで続きました。

 

源氏五十四帖

海老名正夫原画

製作32年

技法 木版画

サイズ 33×23.5

マットサイズ

額装サイズ

    ¥4,400価格
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    第12帖 須磨
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