尾崎正教氏の言葉

「尾崎正教氏の言葉」

人々のための暖かい美術館運営のコンセプトを披露することが可能になることを期待する。東京国立博物館展示室展示室長、長谷川栄

美術館とは、政治が作るものではなく、パルティリエールが、私の調密な愛情から発したものでなければなりません

たとえ1つでもそこに心からなる展示空間と心からなる作品が温かい邂逅を得たとき、真の美術館、つまり私美術館が始まる

コミュニケーションこそが文化であり、美術館がコミュニケーションを失っては美術館ではありえない。しかし、あくまでも心遣いの問題、そのコレクションを、あなたに提供されたことこそが、最大のプレゼントであることを受け取っていただきたいと思います。

小コレクターの会
幸福を経験した教師のみが、子供の幸福を保証できる

家庭環境の向上こそ、鑑賞教育である

油絵でも、版画でも良い3点以上の作品を持っているものを、コレクターと呼ぶことにして、仲間を集めよう

永久へ
エアコンプレッサーを探してきたり、彼の仕事を手伝うことのできるのが嬉しくてならなかった

版画を売ることが鑑賞教育である

誰も彼もみんな素人だった

彼が本当に困っていた時代に、彼を支援し、現在までコレクションを持ちこたえた人々であり、それこそ、彼の本当のパトロンで、彼は終生、その恩義を感謝すべき道理であろう

美術ものになってほしい。僕がわたくしと言った場合、それは世界ではパブリックという意味に通じるのかもしれない。

私が好きでたまらなくて集めたものであり、したがって私が好きであること、それを見る喜びをなんとか人に伝えたいと言う気持ちに満ちていること。それこそが、美術館の命芸術と関わり合う所以

美術館哲学を語ってください

はっきり物の言えるのは、自分で美術館を作られたあなた以外にありません。日本中の私美術館の館長さんが、私美術館の哲学を語られたならば、これは決して小さな弱い声ではないと思います。

日本の美術館に欠けているものを補う形になるであろうと信じております。

先生がどんな形であったかは、この美術館を見ていただければお分かりいただけるでしょう。そして私にはそれで充分なのです。ただ美術館を持つということは大変なことなのですね。こんな小さな館でも、光熱費から案内状の印刷まで、そのために私はアルバイトでそれを支えなくては支えなければならなくなりました。

私美術館ではその人が見えなくてさえ人の心が伝えられる何かがあるように思われます。まして、多くの場合には直接その館に関わる人に面接してお話を聞くことができるものです。そしてそれはどのような解説よりも、親しく作家の心を伝える気炎になるのではないかと思います。このような縁を結ぶ1つの試みとして館ごとに訪問した日時とサインをする欄を設けました。この本を従えて、これらの館を尋ねられるならば、きっと修正の思い出になるでしょう。

茶房美術館

女将や金持ちだけでなく、誰でも作れることを示すために、私美術館を提唱し実践してきた

人々の愛情と熱意に支えられたコレクションから出発すべきだとの理念のもとに、現代日本の第一戦芸術家の比較的安く買える版画エディションを制作し、そこから街ごとの美術館への夢を呼び起こそうとする

文化の送り手と、受け手の一方通行になりがちな関係の変革にもつながる

自らコレクションを集め、手でなで肌でその歓びを味わったもので、初めて実感できる夢です

公立美術館は頭で市民を歓迎しながらハートで拒絶しているところがあります

メイドの土産にと言うコレクターも、狂気なら、それを非難する側にもピントはずれがある。それは自らの金銭を支払って、美術品を手に入れた喜び、汗を流して、手に手に入れた喜びを知らない人の正義感に基づいているように思われる。

にじり口より入れ

シンポジウム
親近感が乏しい
1一般の意見を聞いた上で、方向付けのできる人材の有無が、街の文化を左右する
この私美術館の前身は、小コレクターの会と言いました。水彩でも、版画でも3点以上持てば、コレクターと呼ぶことにしよう
企業が文化に寄与することができるか
富雄自分のものだけにせず、社会還元するのが、自分の義務であると言う強い信念や理想を持っていた
文化とは美術だけではありません。心の問題です。文化と言うのは心なんですからだから心があって当たり前であるそういうことなんですね。社会還元と言うのは当たり前。文化には10,000もかからない文化とは心の問題です。文化と言うのはそれを知ることによって、人の心の痛みがわかり、自然がわかり、自然を大事にすると言う人間の英知と言うものに取り掛かってきたときに、これが文化である。それが生活する土地や環境によって少しずつ形が変わるだけです。私はそう思っています。
文化と言うのは、人の心の痛みがわかることなのです。消費者の立場がわかる相手の立場がわかる。下請けでも元請けの立場がわかったらどういう商品を入れますかこの文化の論理と経営の論理と言うのは完全に一致するんですよ。だから超一流会社は哲学がある。そして一致しているはずです。